東京都練馬区、板橋区の区境にあるお宅です。

『トイレが詰まってしまったと』お問合せいただきました。お問い合わせから約1時間後ご依頼いただいたお宅に到着!!詰まってしまったトイレを拝見させていただきます。

2階のトイレが詰まって流れなくなっています。他の排水経路(1階のトイレ・キッチン・ユニットバス・洗面台・洗濯機・等)も排水異常を起こしていないか確認・状況をお客様にヒアリングしていくと、ちょっと気になるお話を聞かせていただきました。

「このトイレ、1・2か月に1回必ず詰まるんですよ。」

『え?????ホントですか??そんなに詰まっているなら普段はどうしているのですか?』

「詰まるたびに建ててくれた住宅メーカーさんに直してもらっているんですけど、今日・明日は営業の方が研修旅行で連絡が取れないと言われ、仕方がないからインターネットで水道トラブルセンターさんを観て連絡させてもらいました。」

『そうなんですか。でもそんなに詰まるということはどこかに原因があると思いますよ。例えば使用側の原因としては大量にトイレットペーパーを流す癖があるとか・節約して水量を少なくしているとか???構造的には排水管の勾配が取れてない・改良ます(昔の排水ます)から木の根っこが侵入しているとか色々と考えられますけど、何か原因がないとそんな頻繁に排水管が詰まるkとはないと思いますよ。」

と原因となりそうな状況をご説明させていただきました。そうこうしているうちに調査完了。現段階では2階のトイレ以外の排水経路につまりの症状・以上は見受けられません。

建物の外に出て2階トイレの排水管の点検口を開け覗いてみると

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はい、やっぱりトイレットペーペーが?根っこ??根っこ???根っこ????が詰まっています。改良ますであれば隙間から根っこが排水管内部に入る場合がありますがこちらのお宅のようなインバートますでは排水管が割れてでもしていない限り根っこが排水管内部に混入することはあり得ません。

排水管が割れているかもしれないことをお客様に報告し、弊社で対応可能だが普段お願いしている建ててくれた住宅メーカーさんで修理してもらうか検討していただきお客様の回答は以下の通りです。

「詰まるたびに頼んでも他に原因があるかもしれない事・排水管が割れている可能性があることも住宅メーカーさんは気づいてくれなかったのでおたく(水道トラブルセンター)にお願いします。」とご依頼いただきました。

早速、駐車場の端のコンクリートを砕き排水管を掘り起こします。

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排水管の上部を配管してある給水管に注意しながら掘り進めると、コンクリート表面から45㎝程度掘ったところに排水管が配管してありました。慎重に掘り進め排水管の破損カ所を探していきますが、掘っても掘っても排水管の破損個所が見つけられません。

排水管と点検くちの周りを掘り進めると排水溝の形をしたモルタルの破片がでてきて????手を穴に突っ込んで確認してみると

な・な・な・なんと点検口の中に手が入ってしまいます。

どうも点検口と、排水管サイズ違いの物を使用しているようです。このようにサイズ違いの部材を使ったいきさつは解りませんが配管工事をした際、同じサイズの継手がなく給水管と違い圧力がかかる訳でもないので大きい方に小さい方を突っ込んで周りをモルタルで覆っていたようで、モルタルと排水管の隙間から根っこが入り込んでいるようです(要は手抜き作業です。)

余りのビックリする手抜き作業でお客様にどのように報告するべきか考えてしまいまいましたが、現状を正確に報告させていただきました。

この先の作業は建物を建てた住宅メーカーの担当者さんに現状を確認してもらってからの対応となり、今日の作業はここまでです。

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